インターネットが発達したことで新しく生まれた仕事。
それがWebサイト制作や運用の業務。
そのお仕事に関わっている方も多いのではないでしょうか?
本日ご紹介するのは、土井健太郎さんの『10年つかえるSEOの基本』。
21年6月時点で、本書が出版されてから6年になりますが、タイトルに偽りなし。
SEOって何?なんで大事なの?
SEOで大切なことは何だっけ?
そのような問いにシンプルに答えてくれます。
小手先のテクニックではなく、本質に気づかせてくれる良書です。
早速赤ペンチェックしてみましょう。
1章 検索エンジンは、なんのために、どんなことをしてるのか
検索エンジンは「誰にとっても。どんな質問に対しても、最高の回答者」
検索エンジンの仕組み
①インターネット上の情報を集めて整理する
②検索者の検索意図を解釈する
③役立つ情報を優先的に提示する
インターネット上の情報を集めてくるものが「クローラー」
クローラーは情報を集めるもの
取り出しやすいように整理されたものを「インデックス」
索引みたいにどの言葉がどのページに書かれているかを整理していって、検索されたときに取り出しやすくしている
あるページがクロールされて、検索エンジンのインデックスに登録されることで、ようやく検索結果にヒットするようになる
「この言葉でみんなが知りたいのってこういう情報だから、検索結果もこういう感じにしないとダメだよね」ってことを、検索エンジンがある程度理解できてる
検索エンジンは「この言葉でみんなが知りたいことって、こういう情報だよね」って仮説が立てられる
Googleがどういう検索結果を作ろうとしているか、それを理解して、SEOでやることもそこに合わせればいい
Googleだと、ランキングの決定には200以上の要素が参考材料として使われていて、詳細は公開されていないからね。しかも年間間で何百回もの変更が加えられている
SEOの基本的な取り組み
①検索する人にとって「回答」となるようなコンテンツを用意し、
②検索エンジンに正しくクロールされ、インデックスに登録される状態を保ち
③アルゴリズムによって選定された結果、優先的に表示されるようにする
「検索エンジンが、検索する人に、どのような結果を提示しようとしているのか?」を理解し、検索結果でより優遇されるに値するサイトにしていく
2章 検索する人の気持ちと行動を考えてみよう
「このキーワードで上位表示する!」じゃなくて、みんなが色んな言葉で検索することを前提に考えないといけない
「始めて来て、即コンバージョン!(お問い合わせや購入など)」っていうパターンがそんなに多くない
「サービスや商品に興味を持ってもらったり、サイトに繰り返し訪れてもらったりするにはどうしようか?」ってことを考えるのが大事
理解しておくべきことはたったの4つ
①どう言う言葉で検索がされているかを知る
②検索エンジンが正しく理解できるようにサイトを作る
③みんなが検索を通して知りたいことをコンテンツ化してサイトに掲載しておく
④継続的にサイトにリンクを集めていく
「検索エンジンがどういうサイトを高く評価しようとしているのか?」という大枠をきちんと理解して、サイト運営に羽根井させていくことが一番大事
検索する人も行動もさまざま、具体的にイメージすること
3章 検索キーワードを見つけよう
SEOは、「情報を求める人が、検索を通じて求める情報にたどり着けるようにする」ための技術
キーワードは、「検索者の悩み」や「ニーズ」そのもの。難しく考えず「それを解決するためのコンテンツを用意すればいい」と考えればいい
感覚でとらえるのではなく、必ず調べる
みんなが検索しているキーワードを知って、そういう言葉で検索している人に見ているようにコンテンツを用意しましょう
そこはレッドオーシャン?
中小企業の場合は、あえて検索数が少ない言葉やローカルな言葉を狙っていく勝ち方もあります。
みらい絵では結婚相談所サービスだけではなく、Webマーケティング支援も行ってますので、お気軽にお問い合わせください。
4章 検索キーワードをサイトに反映させよう
キーワードを検索結果に反映しやすくなる6つのポイント
title タグにキーワードを含める
meta description にキーワードを含める
最初の見出しにはキーワードを含める
ページ内のテキスト要素にキーワードを含め、なるべくページ上部に出現させる
「見てほしい人が使いそうな言葉」をなるべく選んで使う
自然な文章で表記し、不自然な繰り返し表現を用いない
「検索する人に読んでもらうための自然な文章を書いて、それを検索エンジンにより正しく認識してもらう」という順番で考えてほしい
5章 コンテンツを作ろう
SEOを「検索エンジンで上位表示する」ための技術ではなくて「みんなが検索を通じて知りたい情報を見つけられるようにする」ための技術と考える
ターゲットとする人が自社の商品を買って利用していく間に、どんなきっかけで興味を持って、どんなことを知りたいと思って、何に悩んで、何を決め手に商品を買うか、買った商品を使用するときに知りたいことは何なのか。それらそれぞれのシチュエーションにおいて、どのような検索として表れるか
「自分が言いたいこと」じゃなくて「みんなが知りたいこと」を書く
サイトを「商品を売るための道具」として考えてしまっていることが原因
情報が売り手目線の一方的なものに偏りがちで、大多数の人が繰り返し訪れたいサイトになることは難しい
悩みやニーズを解決できる情報をたくさん用意して、上手に検索結果に表示させることができれば、より多くの人と多くの接点を持つことができる
コンテンツは量よりも品質を重視。骨太、筋肉質なサイトになる
・他のサイトにはない情報、他のサイトよりも優れた情報を作る
・量よりも質を重視、「薄・広・浅」ではなく「濃・狭・深」
・検索エンジン視点ではなく、検索すす人の視点・マーケティング視点で作る
6章 リンクを集めよう
キーワードを考える×価値あるコンテンツを作る×たくさんのリンクを集める=SEOの成功
リンクを集めているのは、人気のあるサイトだっていう証
多くの人から「いい」と言われてるだけじゃなく、誰から「いい」って言われてるかも大事
ズルをするより、普通に頑張ったほうが早い時代に
リンクの偽装みたいなやり方で上位表示できたとしても、長続きしないことがほとんど
7章 SEOを「売り手目線の販促活動」 と考えてはいけない
広告とSEOでは、アプローチがまったく異なる
広告は、露出を前提にどのように展開するか
SEOは、どのようにして露出を実現させるか
売り手目線ではなく、買い手の期待に沿ってコンテンツを流通させるのがSEO
終わりに 検索エンジンの進化とこれからのSEO
検索エンジンとかSEOが必要なくなるのは、みんなが検索することを止めたとき
結びに代えて
以上、土井健太郎さんの『10年つかえるSEOの基本』をご紹介しました。
小手先のテクニック論ではなく、SEO対策で大切なことは何なのか。
その本質をイラストやカラーたっぷりに優しく解説しています。
省略しているところが大分あるので、ご興味お持ちいただけましたら書籍をお手に取ってみてください。
ただSEO対策は、お客様に商品・サービスを知ってもらうための1つの手段でしかありません。
SEOが業界内で流行語となり、対策する企業は非常に増えています。その競合に勝って、限られた10枠を手に入れることは決して簡単なことではありません。
また、マーケティングとは需要の創造です。
一方、SEO対策は既存の需要に応えるための側面が大きくあります。
お客様に知ってもらい、好きになってもらい、使い続けてもらうにはどうすればいいのか。
そのご参考となる書籍も今後赤ペンチェックする予定です。
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