帰ったらまっくらな部屋
「おかえり」って、しばらく聞いてないな
がんばって夕食を作っても
「おいしいね」って言葉がでてこない
ひとりは楽しい
自由で、気楽
今が不満なわけじゃない
仕事をがんばる自分も
じつは嫌いじゃない
でも、たまに不安になる
ふとした時に、さみしくなる
ずっとこのまま、なのかなって
これは、私が結婚したいと思ったきっかけです。
あたたかさが、恋しくなりました。
婚活したいと思っても、最初の一歩が踏み出せません。
だって、ハンデ・コンプレックスがあるから。
私は吃音(どもり)があるので、うまく言葉がでないことがあります。
「ありがとう」と言いたくても、「あ、あ、ありがとう」になったり、
「……ありがとう」と2秒ほど間が空いてしまう。
「こんな自分はイヤだ」と否定することもあれば、「これが自分なんだ」と受け入れようとして、ゆれ動く毎日。
周囲の人から見れば「些細なこと」でも、私にとっては「重大なこと」。
こんな自分が結婚できるか不安だったので、婚活にも臆病でした。
でも、同時にこうも思っていました。
話し方がコンプレックスなら、武器は若さ(今この時)だなって。
そして今動かなかったら、ずっと動かないなって。
なので、まずは環境に身を置こうと、結婚相談所に入りました。
そして入って2週間もしないうちに、妻となる人とお見合い。
4か月後には婚約していました。
物事は、動くときは一気に動くのですね。
今日を変えるには、変わる場所に身を置く大切さを教わりました。
結婚相談所に入っても、最初は戸惑うことばかり。
プロフィールってどんなことを書けばいいんだろう?
写真はどれを選べばいいんだろう?
お見合いはどのように進むんだろう?何を話せばいいんだろう?
私の入った結婚相談所は、サポートがまったくなし。頼れるのは自分だけ。
はじめはうまくいかなかったけれど、仕事の経験(マーケティング思考)を応用すると、状況が変わっていきました。
「会ってみたいな」と申し込んだ人に会うことができ、お見合の申し込まれ数も増えました。そして仮交際まで進むこともできました。
結果として、お見合いは2か月で10人以上、仮交際も5人の方としました。
そのなかで、思ったことがあります。
婚活って、楽しいな。
普段じゃ関われない人と出会える。
どんなことを大切にしていて、どんなことに楽しみを感じているのか。
知らないことを、たくさん聞かせてもらえる。
世界がとても拡がりました。
「出会い」自体はどれも素晴らしいもの。
出会えたことで、人生がより彩られていく。
そのように思えたので、お見合いがとても楽しくなりました。
一人でも多くの方が、一期一会を楽しみながら、あなただけの縁を結べますように。
その想いで、一緒に歩んでまいります。
「ありがとう」と「ごめんなさい」
素直 謙虚 想い合い
親身に寄りそう心
仕事から帰ってきた妻が喜ぶ姿を
想像しながら、カレーや
ガパオライスをつくること