結婚したら、どのような未来を描きますか?
子どもに囲まれた未来を描く人もいれば、夫婦2人でいつまでも仲睦まじく過ごすことを望む人もいます。
結婚して子供を産むことを良しとする考え方が根強いですが、それだけが結婚のカタチではありません。
今回は「子どもはいらないけど結婚したい」という方向けのコラムです。
子どもの希望を条件設定できる
みらい絵は、会員数・成婚数が日本No.1の日本結婚相談所連盟に所属しています。
みらい絵に入ると、連盟全体の会員7万人以上の方の中から「いい人」を探せます。
その検索の際に、さまざまな条件設定が可能です。
その1つに「子どもについて」があります。
「結婚後、子供は?」について以下の3択が選択できます。
- 欲しい
- 欲しくない
- どちらでもよい
「欲しくない」「どちらでもよい」は全体の何割?
2021年5月24日時点の会員を、各条件で調べてみました。
すると全体としては下記の割合であることが分かりました。
- 欲しい人:69.0%
- 欲しくない人:5.5%
- どちらでもよい人:25.5%
全体の5.5%が子どもを望まない人です。
どちらでもよいを含むと、30%以上になります。
ただ年代別に調べてみると、「欲しくない」「どちらでもよい」の合算は以下になりました。
- 20代の合計11.7%
(欲しくない人0.2%、どちらでもよい人11.5%) - 30代の合計12.6%
(欲しくない人0.3%、どちらでもよい人12.3%) - 40代の合計36.2%
(欲しくない人2.4%、どちらでもよい人33.8%) - 50代の合計71.9%
(欲しくない人18.8%、どちらでもよい人53.1%)
上の年代になるほど、子供を望まない人の割合も増えています。
そして50代に入ると逆転します。
この調査は男女別でも行えます。
男女別データがお知りになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。
子どもがいらない人の婚活のポイント
条件を指定してプロフィールを検索
上記の検索システムで、「欲しくない」「どちらでもよい」に絞ってプロフィールを検索します。
その方の中から、お見合いを申し込むことが重要です。
「欲しい」人とお見合いし、交際に発展できたとしても、子供を望まない考え方を受け入れてもらえない可能性があります。
みらい絵の無料体験では、実際の会員様を検索することが可能です。
ご希望の年代やエリアなどで、こどもを望まない・どちらでもよいとお考えの異性を見ることができます。
ご興味ある方は、お気軽に無料体験をご予約ください。
少数派同士で強く結びつく可能性がある
20代~30代の方の場合、子どもを望まない人は少数派です。
しかし少数派だからこそのメリットがあります。
それはライバルが少ないことです。
少数だからこそ競合も少なくなります。
たとえば、20代~30代の女性のほとんどが子どもを望みます。
そのため「子どもを欲しくない男性」は、多数派のニーズにマッチしません。
それゆえ、そのような男性にとって「子どもを欲しない女性」は貴重な存在になります。
言い換えると、「子供はいらないと考える女性」は希少価値が高いことになります。
このことからも、プロフィール検索で条件を絞り込むことが大切です。
仮交際中に考え方をすり合わせる
お見合いがうまくいったら、仮交際のステップに入ります。
恋人未満の関係です。
仮交際中にデートを重ね、「この人がいいな」となったら真剣交際(恋人関係)に進みます。
子どもの有無についてはデリケートな話題にはなりますが、仮交際中に話し合うようにしましょう。
仮交際は複数の方とできますが、真剣交際は1人の方のみです。
ほかに仮交際中の方がいる場合は、交際終了しなければなりません。
そして、真剣交際以降に話し合った結果、折り合いをつけられなかったとしても、以前の仮交際中だった人と関係を戻すことはできません。
そのため仮交際中に子どもの有無について話し合い、「望まない」と合意できた方の中から真剣交際を考えることが大切となります。
キャリアの兼ね合いで「子どもはいらない」とお考えの方へ
子供を望まない方のなかには、出産によってキャリアが途絶えてしまうことを危惧し、そのような考えに至った人もいるかと思います。
ただ、もし男性の理解が得られる場合に再考の余地があるようでしたら、「欲しくない」ではなく「どちらでもよい」で婚活することも1つです。
20代~30代の男性の意識は変わりつつあります。
家事に協力的な男性や、残業してまで働くことよりプライベートを充実することに価値を置く人も増えています。
そのような方と出会えて結婚できたならば、キャリアを閉ざさずに家庭を両立できるかもしれません。
経済的な事情で、子供を望まない方へ
男性の中には、「収入は上がらないのに税金ばかりが増えて、子育てできる余裕はない」と考え、「子供はいらない」と思うようになった方もいるかと思います。
ただ、もし「自分が家計を支えないといけない!」とお考えのようなら、再考の余地があるかもしれません。
20代~30代の女性のなかには、「結婚=家庭に専念する」と考えない人もいます。
つまり「共働きOKの女性」です。そのような方と結婚できた場合、男性1人で生活を支える必要はありません。
みらい絵が所属する日本結婚相談所連盟には、7万人以上の会員がいます。
年収別にみると下記になります。
日本結婚相談所連盟の会員の男女別年収
- 男性会員の約93%が年収400万円以上
- 女性会員の約65%が年収400万円以上
(女性会員の年収300万円以上なら約80%)
そのため、みらい絵で結婚した場合、世帯年収800万円前後になりやすいです。
ご参考情報として、厚生労働省2019年「国民生活基礎調査の概況」では、日本全体の平均世帯年収は552.3万円、中央値は473万円でした。
また子育て支援制度も様々ありますので、それらを活用することで経済的負担を低くすることもできます。
育児の自信がないため、子供はいらないとお考えの方へ
ご自身のこれまでの経験から、子供を育てられる自信がないために、子どもを望まない方もいるかと思います。
個人的に、そのようにお考えの方は、とても責任感があり、まず感謝の気持ちをお伝えしたいです。
私は大学生・大学院生の約6年間、児童養護施設で子どもたちと関わってきました。
子どもたちのなかには、虐待や育児放棄(ネグレクト)によって入所する子もいます。
それを知る私なので、「自信がないから子供はつくらない」というお考えは、とても尊重したいものです。
ただ、育児は1人で行うものではありません。
夫婦で協力しながら育てるものです。
20代~30代の男性の意識は変わりつつあります。
育児に積極参加したい男性や、仕事よりも家庭に価値を置く人も増えています。
最近は子育て支援サービスも多種あります。
また私は、幼児教室で先生をしていたこともあるので、私にご相談いただいても大丈夫です。
一人で抱え込んでしまう責任感の強い方だからこそ、肩の荷を下ろせられそうなものを見つけることも大切ではないでしょうか?
なので試しに、どのような育児サポートがあるかを調べてみませんか?
それらのサポートを知り、もし不安が少なくなりそうならば、条件は「どちらでもよい」にして始めてみるのも1つかもしれません。
子どもがいないと老後は心配?
「子どもはいらない」と言った人に、「老後はどうするの?」と逆質問する方がいます。
子供は、夫婦の面倒をみてもらうために作るものではありません。
それに、子どもがいないならば、教育費はかかりません。
また仕事を辞めたり短時間勤務にする必要性も薄まりますので、生涯収入は増えることが考えられます。
教育費にかかるはずだった費用を、政府推奨の「つみたてNISA」や「ideco」などに投資すれば、老後資金問題をクリアできる可能性も高くなります。
「子どもはいらない」は少子化を加速する考え方?
現在、少子化高齢化が社会問題になっています。
少子化では、産まれる子どもが少ないため、人口ピラミッドの形が旧来のものから崩れていきます。
少子化とセットで語られることの1つに、社会保障費の負担があります。
生産年齢人口が減少することで、十分な社会保障費を賄えなくなるものです。
ただ労働人口は「出産」以外でもカバー可能です。
現在お仕事をされていない方の再就職や職場復帰をサポートすることや、海外から募る方法もあります。
それらを棚に上げて、少子化ばかりに責任を押し付けることは問題だと思います。
子供をつくるかは夫婦で決める事であり、本来ならばプレッシャーを受けるようなことではありません。
そして国のために、子供を産むわけでもありません。
少子化は、現代を生きる人の価値観の現れです。それに適した舵取りを、国は考える必要があります。
それを十分に考えず、少子化に責任があるような言説が広まり、肩身のせまい思いをする方が多いことを悲しく思います。
終わりに
以上、子供を望まない方の婚活について考えてみました。
個人的な所感も交えていたため、ご不快な思いをさせてしまいましたら申し訳ございません。
結婚は、あたたかいみらいへの手段の1つです。
そしてまた、子どもを欲するかどうかも1つの手段。
結婚しなくても幸せになれる時代は、子どもを持たずに夫婦2人の幸せを大切にできる時代でもあります。
あなたが描くみらいへ。
みらい絵がお力になれることが少しでもありましたら嬉しく思います。