ずっと1人はイヤ。
好きな人と結婚して、あたたかいみらいを彩りたい。
そのような思いから、婚活を始める方もいるのではないでしょうか?
ただ同時に、「出会えて、うまく話せるかな?」「上手く付き合えるかな?」など、交際の仕方に悩む人も現れています。
今回のコラムは、交際経験なし・少ないの方の結婚相談所のメリットについて考えてみます。
恋愛経験なしは「ふつう」のこと
恋愛経験なしの人、日本にどのぐらいいるかご存知ですか?
明治安田総合研究所の「第9回 結婚・出産に関する調査」によると、交際経験のない20代男性は53%(2人に1人)、女性は34%(3人に1人)だったそうです。
趣味や好きなこと、仕事や1人の時間など、人それぞれ大切にするものがあります。
結婚しなくても幸せになれる時代。
それは、恋人がいなくても幸せになれる時代です。
価値観や楽しめることの多様化から、能動的に恋活してこなかった人が増えています。
恋愛経験なしは、今や「ふつう」のことではないでしょうか?
恋愛経験なしや少なさを卑下しない
恋愛経験がないことを否定する必要はありません。
ご相談を受けるなかで、恥ずかしそうに「仕事が忙しくて恋愛する余裕がなかった」と話す方がいます。
でもそれは、それだけ一生懸命に目の前のことに尽力してきた証です。
一生懸命に働くあなたがいるから、社会は回り、大勢の人が助かっています。
これまで頑張って自分を、ご自身で否定してしまうことは、とても悲しいです。
むしろ、頑張ってきた自分自身にご褒美をあげてほしいと思います。
一歩踏み出そうとする自分を肯定する
恋活してこなかった人は、一人の時間や仕事の時間を大切にしてきた人とも言えます。
その方々にとって、婚活は「新しい場所」への一歩となります。
ただ、それは「これまでの場所」から抜け出す一歩です。
慣れないことをすることは、未知への恐怖心を生みます。
すると、新しい一歩を引き留めようとする「ネガティブな考え方」が出てきやすいです。
たとえば
「今まで恋愛してこなかった自分が婚活しても上手くいきっこない」
「奥出な自分じゃ、異性とうまくコミュニケーションできるわけない」などです。
ネガティブな考えは、防衛反応の1つ。あなたを守るためのものです。
その声に対応する方法は、主に2つあります。
否定的な声に耳を貸さない
1つは、無視することです。
否定的な考えに耳を貸さず、素通りします。
そして一歩踏み出そうとする自分をたくさん肯定し、実際に歩みだします。
「やってみたら簡単だった」「思っていたほど大変じゃなかった」といったことにつながります。
否定的な声と向き合う
もう1つは、否定的な内なる声と徹底的に向き合うことです。
その際は、書き出しながら対話することがポイントになります。
頭の中で会話すると、「対話の結果」が見えづらくなります。そのため否定的な考えが頭に残り続けやすいです。
紙やパソコンなどに書き出すことで、「見える化」しながら否定的な考えと向き合うことができます。
そして否定的な声の対処案などを書くなかで、一歩踏み出す勇気も持ちやすくなります。
「上手くできるかな?」の呪縛
ただネガティブな考えと向き合うときに注意すべきことがあります。
それは「うまくできるか」というものです。
うまくできるかどうかは、やってみなくいと分かりません。
過去からの推論が未来に当てはまるのか。
いくらそれっぽいことを考えても、結果は実際に行うまでは分かりません。
そのような声はスルーすることがおすすめです。
無視できないときは、「初めから上手くやる必要があるのか」「自分一人でうまくやろうとするのは正しいのか」などの観点から問題提起をしてみましょう。
うまくできないあなたを受け入れてくれる人はきっといます
個人的なことで恐縮ですが、私は吃音(どもり)があります。
「ありがとう」と言いたくても「あ、あ、ありがとう」になったり、「・・・(2秒ほどの間)ありがとう」と、スムーズに言葉が出てこないことがあります。
この吃音には、調子の良いときと悪いときがあります。
調子の良いときは、まったくどもりません。ただ悪いときは、どもることがあります。
私も結婚相談所で婚活して結婚しましたが、お見合いやデートでもどもってました。
その話し方に最初驚く人もいれば、気にしない人もいっぱいいました。
たどたどしくても向き合おうとする姿勢が素敵だと、交際に発展した方もいます。
人間関係を学校のテストで例えるなら、「算数」ではなく「国語」です。
算数のようにたった1つの正解を出すのではなく、国語のように色んな答えが評価されます。
なので、うまくスマートに振る舞えなくても大丈夫。そのままのあなたを受け入れてくれる人が、きっといます。
恋愛経験なし・少ない方におすすめの婚活サービス
婚活への一歩を踏み出せたときに大切なのが「どの婚活サービスで出会いを探すか」です。
婚活サービスには主に
・マッチングアプリ
・婚活パーティー
・結婚相談所
の3つがあります。
それぞれのメリット・デメリットを考えてみます。
マッチングアプリのメリット・デメリット
マッチングアプリは、その手軽さから多くの方が利用しています。
それはメリットである一方、会員の質が玉石混交という半面を生みます。
真面目な出会いを求める人もいれば、意欲が低かったり、遊び目的の人もいます。
マッチングアプリでは、本人確認書類や各種証明書の提出が求められないことが往々にあります。
そのため年齢や収入、職業など嘘のプロフィール情報を登録することもできます。
それゆえ遊び目当ての既婚者や体目当ての人、結婚詐欺師が紛れている可能性があります。
また昨今では、睡眠薬などを使用した強制的な犯行に及ぶケースも散在しています。
そのため安全に婚活するには、多くの会員のなかから「相手を見抜く目」が大切です。
マッチングしてから会うまでのメッセージのやり取りで、信頼できる人かを判断します。
そして会った際に、相手の押しが強い場合に「No!」と言える勇気をちゃんと持てるかも重要です。
もちろんマッチングには、怪しい人ばかりではありません。
ちゃんとした人もいます。
その方と「会う」段階まで進むには、メッセージでのコミュニケーション能力が必要です。
多くの方と知り合えやすいがゆえに、自身の良さをメッセージ上で表現できるかが選ばれる際に大切となります。
またマッチングアプリでは、出会いのシステム提供がサービスの中心です。
そのため交際中のサポートはありません。
交際の仕方に悩んだ時の相談先がないため、自身で解決して交際を進めていく必要があります。
このようにマッチングアプリで婚活する場合は、
・見る目を養うこと
・NOと言えること(意思表示を強くできること)
・メッセージ上のコミュニケーション力
・交際進行力
これらが安心安全に「いい人」と出会い、関係性を進めていく上で大切です。
詳しくはこちらもご参照ください。
婚活パーティー(お見合いパーティー)のメリット・デメリット
婚活パーティーの魅力は、一度に複数の方と出会えることです。
マッチングアプリのように「会う」までにメッセージのやり取りをする必要がないので、効率的に出会うことができます。
ただマッチングアプリ同様に、参加にあたって独身証明書などを提出する必要はありません。
既婚の方や結婚詐欺師、身体目当ての人が参加するリスクがあります。
また婚活パーティーに参加すれば必ずマッチングできるわけではありません。
婚活パーティーで有名な「PARTY PARTY」では、2人に1人のマッチング率だそうです。
逆に言えば、2人に1人はマッチングしないことを意味します。
また婚活パーティーのサービスは「会う場」の提供なので、マッチングの交際サポートはあります。
マッチングアプリ同様に、交際中のサポートを期待することはできません。
もし婚活パーティー(お見合いパーティー)をメインに活動する場合は、結婚相談所の会員と出会えるパーティーがおすすめです。
婚活パーティーのデメリットを消しつつ、大勢の方と出会いながら複数の人とマッチングできます。
結婚相談所の場合
他の婚活サービスと違い、結婚相談所では安心安全性が飛びぬけています。
入会には、住民票や独身証明書が必須です。
またプロフィールに弁護士や医師など国家資格を登録するには、その資格証明書のコピーも出さなければなりません。
また男性は源泉徴収票など直近の年収証明書の提出も義務付けられています。
(女性は任意提出です。未提出の場合、年収を登録することができません)
結婚詐欺師は身元の特定を恐れて登録してきません。犯罪に及んだら住民票から住所が特定されて逮捕となるので抑止効果があります。
また提出書類を集める手間や入会金や月会費が結婚相談所にはあるので、体目当ての人も利用しません。
言い換えれば、結婚相談所にはその書類を集める手間や金額を惜しまなかった方々がいます。
それだけ、真剣に結婚を考えている方が集まる場を意味します。
そのため「人を見る目に自信がある!」と言い切れない方にとって、安心安全に、結婚への意欲が高い人と出会えることが特徴です。
結婚相談所の交際サポート
日本結婚相談所連盟の告白・プロポーズのサポート
結婚相談所によっては、交際中のサポートも充実しています。
たとえば日本結婚相談所連盟に所属の結婚相談所(みらい絵など)なら、告白やプロポーズのサポートも受けることができます。
相手の今のお気持ちを、結婚相談所を通して知ることができます。
たとえば女性(Aさん)が仲人に、「仮交際しているBさん。とても素敵な方なので真剣交際できたら嬉しい」といったことを話すとします。
その話を聞いたAさんの仲人は、Bさんの仲人に話を共有します。
その話を聞いたBさんの仲人は、Bさんに「Aさんとの仮交際はどう?」など話を振りながら、気持ちを確かめます。
そしてもしBさんもAさんへの想いがあるようなら、「実はAさんの仲人から、こんな話を聞いて…。お互いに両想いなら、告白して真剣交際に踏み出してみませんか?」など提案することができます。
このようにお互いの気持ちをそれとなく察せられるので、振られる心配なく告白することができます。
これはプロポーズでも同様です。
交際サポートを「成婚の定義」から判断
ただ、このような交際サポートがあるかは結婚相談所によって異なります。
みらい絵が加盟する日本結婚相談所連盟では、「婚約」を成婚の定義として明確にしているので、全相談所で交際サポートを受けることができます。
ただ結婚相談所なかには婚約ではなく、「交際~」を成婚として定義しているところがあります。
たとえばパートナーエージェントやゼクシィ縁結びエージェントなどです。
「交際~」では、必ずしもプロポーズを必要としません。「恋人関係」のまま退会しても成婚扱いとなります。
婚活のゴールが「結婚を前提に付き合える恋人がほしい」ならば、「交際~」を成婚定義にしている結婚相談所でもよいかと思います。
ただ、恋人関係になったことで男性が満足し、プロポーズへ進まないことがあります。
その結果、結婚まで進展しないリスクがあります。
したがって「婚約」を目的に婚活するならば、「成婚=婚約」に定義する結婚相談所がおすすめです。
プロポーズまで丁寧なサポートを受けられます。
そのため目的に合った結婚相談所を利用することが大切です。
このように結婚相談所では、「安心・安全な出会い」と「交際中のサポート」があることが特徴です。
恋愛経験なし・少ない方は結婚相談所で婚活することも選択肢の1つかと思います。
ただ他の婚活サービスと違って上記が優れている反面、料金は高額になりがちです。
詳しくはこちらもご参照ください。
また結婚相談所にも大手から個人までさまざまなので、自身に合った結婚相談所を見つけられるかも重要になります。
詳しくはこちらもご参照ください。
終わりに
今回は恋愛経験なし・少ない方にとっての婚活サービスを、メリット・デメリット交えながら見ていきました。
個人的に、人にとって1番大切なことは「心身の健康」だと思っています。
そのため体への被害やメンタルが脅かされるリスクの観点から、婚活サービスを選ぶことが大切です。
その点、結婚相談所サービスは他の婚活サービスより安心安全性が非常に高いと言えます。
あなたの婚活サービス選びに、少しでも役に立てられますと嬉しいです!