ゼクシィで有名なリクルート。
そのリクルートが運営するブライダル総研では、大規模な婚活実態調査を毎年実施しています。
今回は「婚活実態調査2020」を分析し、婚活サービスを使って本当に結婚できるのかを見ていきます。
婚活実態調査2020の概要
今回ご紹介するデータは以下のようなものになります。
- 全国の20歳~49歳の男女50,000人のデータ
- 調査期間は2020年5月15日~5月19日
- インターネットによるアンケート調査
5万人もの方にお聞きした大規模な調査データです。
既婚者全体のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は過去最高に!
結婚相談所は昔からあったものの、ここ10年ほどで盛んになったマッチングアプリ(ネット婚活)。
その影響もあり、各年に結婚した人のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合も年々増えています。
- 2000年:1.4%
- 2005年:3.8%
- 2010年:4.1%
- 2015年:8.3%
- 2019年:13.0%
2019年には過去最高の13%に達しました。
7~8人に1人は婚活サービスを使って結婚しています。
婚活サービス利用者の結婚割合
既婚者全体のなかで、婚活サービス利用者が増えているのを見てきました。
では、婚活サービス利用者のうち、どのぐらいが実際に結婚できているのでしょうか?
その割合はなんと42.8%!
婚活サービスを利用した2~3人に1人は、婚活サービスで出会った方と結婚しています。
思わず「本当に!?」と疑ってしまいたくなるような数字ですよね。
リクルートブライダル総研の調査によると、婚活サービスを利用していた人のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は年々増えています。
- 2000年:9.2%
- 2005年:19.2%
- 2010年:19.8%
- 2015年:27.5%
- 2019年:42.8%
2010年と比べると2倍以上になり、過去最高の割合になっています。
新型コロナウイルスが結婚意欲に与えた影響
リクルートブライダル総研の「婚活実態調査2020」では、新型コロナウイルスが結婚意欲に与えた影響も明らかにしています。
新型コロナウイルスの感染症流行により、「いずれは結婚したい」という結婚意欲の高まりが全体の41.6%にも及んだとのこと。
その要因として、「人と過ごすことのありがたみが高まった」や「時間ができて将来を考える機会が増えた」を挙げています。
コロナ禍で結婚相手に求めるものとは?
婚活実態調査2020では、新型コロナウイルスの流行によって重視するようになった「結婚相手に求める条件」も明らかにしています。
重視するようになった項目として、主に以下があります。
- 安定した収入があること:45.8%
- 安定した職業であること:42.9%
- 長時間一緒に過ごすことが苦にならないこと:42.6%
- 相手の健康面について:41.8%
- 自分との価値観が合うこと:41.6%
- 個人の時間を尊重してくれること:38.1%
- 2人の時間を大切にしてくれること:37.3%
- 家事・育児に積極的に参加してくれること:34.0%
その一方であまり重視されていないものは以下でした。
- リーダーシップなど頼りがいがあること:26.1%
- 相手の容姿について:19.9%
- 大企業に勤めていること:19.5%
重視するものと、重視しないものを照らし合わせると、興味深いことが分かります。
たとえば安定した職業や収入を重視する一方で、大企業に勤めることは重要視していません。
また2人の時間や家事への積極参加も重視しています。
これは大企業で「高収入」を得る事より、ワークライフバランスを大切できる「働き方」を重視する方向へシフトしつつあると言えるのではないでしょうか?
また価値観の相性を大切にする一方で、容姿を重視しない方が8割もいます。
長時間一緒に過ごすことが苦にならないことがTOP3に入ったことからも、外見より内面を重視する人が多いことが分かります。
婚活サービスを使って結婚することが更に増える時代に
新型コロナウイルスの感染流行により、人々の暮らし方は大きく変わりました。
リモートワークなど在宅勤務も増え、飲み会なども自粛の傾向にあります。
そのため職場の出会いや、友人からの紹介など、「自然な出会い」はますます減っていく可能性があります。
そのため「出会い」を求めて婚活サービスを利用する人は増えていくのではないでしょうか?
IBJ加盟の結婚相談所に入会する方も年々増え、2021年は7万人を突破し過去最多を更新しました。
ディスタンスが求められる時代になったからこそ、ずっと一緒にいたいと思える人と出会いたい方は増えているように思います。
5年後も10年後も笑いあえる家族へ。
その始まりの人との出会いから婚約を、みらい絵は一緒に歩みます。