5月21日に、恋活・婚活マッチングアプリomiaiを運営する株式会社ネットマーケティングが、利用者の個人情報を流出したことをお知らせしました。
https://www.net-marketing.co.jp/news/5873/
個人情報流出の概要
2021年4月28日15時頃、「Omiai」サービスの会員様情報を管理するサーバーにおいて、意図されていない挙動を観測。
社内点検を行なった結果、法令で確認を義務付けられているお客様の年齢確認書類の画像データに対する不正アクセスの痕跡が発見されたとのこと。
その不正アクセスにより、一部会員(既に退会された会員様も含む)の年齢確認書類の画像データが外部に流出した可能性が高いことが分かりました。
流出した個人情報の内容
流出対象の個人情報は、2018年1月31日~2021年4月20日の期間に、omiaiに提出した年齢確認書類の画像データとのこと。
年齢確認審査書類の主なものとしては下記があります。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
これらには、氏名や住所、生年月日、顔写真、年齢確認書類毎の登録番号などが含まれています。
セキュリティ対策のIT人材問題
近年、世界中のあらゆる企業が不正アクセスによる様々な問題を受けています。昨今では、情報を人質にとった身代金要求のサイバー攻撃の被害などもあります。
情報を保守する側と破ろうとする側。まるでイタチごっこのような事態が続いています。
企業は優秀な保守人材を雇うことが必要不可欠であるものの、その人材はとても希少。
とくに日本はIT人材の教育が遅れており、2030年には最大79万人も不足すると経済産業省が発表しています。
限りあるIT人材のなかでも優秀な人。
その方を企業が迎え入れるには、給与や就労環境などで好待遇な条件が必要です。
しかし「ものづくり大国」の日本では、ものをつくるメーカー系の職種や、それを売る営業系の職種に投資することが長年続いてきました。
そのためIT職種への準備が進まず、優秀な人ほどグローバルな場に拠点を移しがちです。
婚活サービス業界の価格差問題
マッチングアプリと結婚相談所の大きな違いの1つに「料金」があります。
その料金は企業の売上となり、その大小によって投資できる幅や深さも変わってきます。
「omiai」というプラットフォームを提供する株式会社ネットマーケティング。
「日本結婚相談所連盟(IBJシステム)」というプラットフォームを提供する株式会社IBJ。
どちらも東証一部上場している企業です。
両社の最新の決算資料をみると、営業利益の違いが浮き彫りとなります。
▼株式会社ネットマーケティング
営業利益:4億円(通期業績予想値)
▼株式会社IBJ
営業利益:20億円(通期業績予想値)
営業利益に5倍の差があります。
そしてこの差は今後の投資内容にも関わってきます。それはもしかしたらIT人材にも及ぶかもしれません。
「安い」ことが、消費者にとって本当によいことなのか。
ファーストフード店が価格争いになったことで原価や人件費を落とそうと、低い品質を食材を仕入れたり、一人でお店を回すワンオペなどが問題になったことも久しいです。
結婚相談所はマッチングアプリに比べて確かに高いですが、だからこそ整えられることもあるかと思います。
そしてそれはセキュリティ対策やIT人材確保の面でも同様と言えるかもしれません。
IBJシステムでも個人情報流出がもしも起こったら
もしもIBJシステムでも個人情報流出するようなことがあったとしたら…。
そのようなことは決してあってはなりません。それが起きないように、株式会社IBJにはしっかりとした保守管理をしなければなりません。
それでも万が一起こってしまったとしたら、どのような情報内容が漏洩してしまわないのか。これを考えてみたいと思います。
まずomiaiで起きた、運転免許証やマイナンバーなどの本人確認書類。
日本結婚相談所連盟に加盟する各結婚相談所でも、これらの書類の提出が必要です。
ただomiaiと違い、IBJシステムには載せません。
各相談所が本人確認するためのみに使用します。そして一定期間保管後に破棄します。
そのため、もしIBJシステムに不正アクセスがあったとしても、本人確認書類の画像データが流出することはあまり考えられないかと思われます。
みらい絵のお問い合わせフォームについて
みらい絵への「お問い合わせ」や「無料体験の予約」は、下記のフォームから受け付けています。
みらい絵のWebサイトはSSL化されており、お問い合わせ内容は暗号化されて送信されます。
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SSL対応しているかを見極めるポイントとして、URLが「https」になっているかです。
SSL対応していない場合は、URLが「http」と赤字の「s」が抜けています。
各社のお問い合わせフォームを利用する際の、見極めのご参考となりますと幸いです。
また、みらい絵が使用しているパソコンとスマートフォンには、セキュリティ対策ソフトの「Norton」をインストールしています。
「Norton」は全世界で10億人以上の方に利用されています。第三者機関による調査でも毎年ほぼ100%のウイルス検知率をマークしており、AB-TEST AWARDなど受賞歴も豊富なことが特徴です。
またみらい絵では「ノートン™ セキュア VPN」も導入しています。
VPN は「Virtual Private Network」の略で、直訳すると「仮想専用線」となります。
フリー Wi-Fi などの公衆無線 LAN には通信データの盗み見や改ざんなどのリスクがあるため、個人情報等の重要なデータを送受信する際は十分な注意が必要です。
そこで VPN を利用してインターネット上に仮想的な「専用線」を作成し安全な通信ルートを確保することで、フリー Wi-Fi で送受信するデータが暗号化され、大切な個人情報等を盗み見や改ざんなどの脅威から守ることができます。
カフェなどで対面面談の際にはフリーWi-Fiを使用することがあるので、その際のセキュリティ対策にも努めております。
安心してお問い合わせください。