みらい絵は「共働きOKの20代~30代男女」限定とさせていただいています。
ここでは、その理由をご紹介します。
共働きOKに限定する理由
前提として
結婚後に、夫婦でどのように働いていくのか。
それを決めるのは当人同士です。
その意思決定に、私が介入する権限はありません。
また婚活中の今現在は結婚後に働こうと思っていても、入籍後に諸所の事情によって家庭に専念せざるを得ないこともあるかもしれません。
仮にそうなったとしても、会員さまにペナルティなどは発生いたしません。
あくまで、以下のようなみらい絵代表の個人的な事情として、このようなスタンスをとっています。
- みらい絵は個人の結婚相談所なので、多くの方をサポートすることができない。
- その限られた中でも「共働きOKの方」に微力を尽くしたい。
なぜ共働きOKの方を応援したいのか
「家」以外の居場所を持っていてほしい
私は大学生・大学院生の6年間、児童養護施設で子どもたちに遊んでもらう活動をしていました。
児童養護施設の子どもたちは様々な事情を持っています。
その1つに、親からの虐待があります。
虐待の原因は、子どもへの悪感情だけではありません。
子どもを愛しているのに、一時の感情が爆発してしまい暴力を振るってしまうこともあります。
実際に、次のような方がいらっしゃいました。
- 結婚した際に専業主婦となったAさん。
- 子どもがいない時は、1人の時間や友だちとの時間を楽しめていた。
- ただ子どもが産まれたことで、常に子どもと一緒となり、自分の時間を持てなく。
- 旦那さんも仕事で忙しく、ワンオペ育児の状態。
- それが長く続いてストレスフルとなり、爆発してしまった。
もちろん専業主婦の方すべてが、ひとりで抱え込んでしまうわけではありません。
ただ「家」以外に居場所があることで救われる方もいらっしゃると思います。
私の知り合いに、時短で働くママさんがいます。
お昼休みに一緒にランチしていて印象的だったのが、「子どもと離れる時間があることで、子どもを可愛く思える」という言葉です。
また「他の働くママ友に相談できるので、1人で悩まなくてよい」とも言っていました。
変動激しい時代に備えたいこと
「家」以外の居場所をつくる方法に、地域コミュニティや趣味のサークルに参加するなどがあります。
それなのに、なぜ「働く(共働き)」のスタンスをとるのか。
それは、現代がVUCAと呼ばれる時代だからです。
VUCAとは、社会やビジネスにおいて将来の予測が困難になっている状態を示す用語です。下記の頭文字を取って、VUCAと名づけられています。
V:Volatility(変動性)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Complexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)
人や社会の在り方の変動性が高く、将来の確実性も薄まっています。それゆえ何が正しく、正しくないのかも曖昧となり、シンプルにいかないのが現代です。
たとえば以前までは終身雇用制度によって年齢とともに収入も上がり、退職金や年金によって老後の生活に安心感を持てていました。
しかし現在では終身雇用制も崩れつつあり、「老後2000万円」問題に象徴されるように、国に将来の生活を保障してもらえることは難しくなりつつあります。
またサービス業など第三次産業の発展に伴い、感情労働と呼ばれる仕事に従事する方が多くなりました。それゆえ、うつ病などメンタルを病んでしまうリスクも高まっていることが現代の特徴です。
また新型コロナウイルスや地震などの自然災害によって、気持ちが沈んでしまったり、職を失ってしまうことも。
このような変動激しい時代において、収入源を1人に頼ることはリスクが大きいと、個人的には思っています。
そのため経済的にも家事的にも、ともに支え合いながら生活していくことが大切なのではないでしょうか?
みらい絵が加盟する日本結婚相談所連盟の会員の年収データは、以下のようになっています。
- 男性会員の約93%が年収400万円以上。
- 女性会員の約65%が年収400万円以上
(女性会員の年収300万円以上なら約80%) - みらい絵で結婚した場合、世帯年収800万円前後になりやすい。
- 日本全体の平均世帯年収は552.3万円、中央値は473万円
(厚生労働省2019年「国民生活基礎調査の概況」)
将来の選択肢を拡げるために
「男は外、女は内に」という言葉が象徴するように、日本では「専業主婦」という文化があります。この背景には男性優位の思想があり、女性は抑圧されてきた過去があります。
生活に必要な収入を男性に依存するため、マウントを取られやすくなります。
また専業主婦に一度なると、社会復帰がしづらい問題があります。そのため離婚したくても、将来の生活を危惧し、消極的な理由で夫婦であり続けてしまう。
離婚という選択肢をとっても、子どもがいた場合は生活が特に苦しくなりがち。日本は専業主婦という文化を作りながら、ひとり親になったときの社会保障が不十分と言えます。
もちろん、みらい絵では一生涯の伴侶となる方との出会いを応援しています。
ただ、もしもの時の選択肢を狭めてしまわないためにも、働き続けることは大切だと考えています。
ひとり親世帯への寄付
「対話」を何よりも大切に
以上が、みらい絵が「共働きOKの男女」に限定する理由です。
重ねてにはなりますが、夫婦の働き方を決めるのは当人同士です。
もし真剣交際中に、お相手の方から「結婚後は専業主婦になってほしい」と言われたとしても、私が「そのような方とは別れなさい!」などは決して言いません。
あくまでご入会前の方向性として「共働きOK」ならば大丈夫です。
また様々書かせていただきましたが、「専業主婦になりたい・なってほしい」という方を否定しているわけではございません。
そのような考えを抱くことになった背景も知らずに、自身の主張を押し付けるのは傲慢だと思っています。
また前言を撤回するようですが、もし「専業主婦希望だけど、みらい絵に入りたい!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
私のスタンスと違うからと、拒絶するようなことはいたしません。
むしろご入会は大歓迎です。このようなことを書かせていただいたのに、それでもご希望いただけるほどにご興味をお持ちくださり、心より嬉しく思います。
このWebサイトに書いてあることは、私からの一方的なメッセージです。
ただコミュニケーションとは、本来「対話」だと思っています。
吃音でうまく話せない私だから、「対話」という双方向性を大切にしています。
あなたとお話できる日を楽しみにしております。
20代~30代の男性・女性に限定する理由
続いて、39歳以下の男女のみの理由について、ご紹介させていただきます。
私の吃音の傾向
私には吃音(どもり)があり、スムーズに言葉が出てこないことがあります。
たとえば「ありがとうございます」と言いたくても、「あ、あ、ありがとうございます」や、「・・・・・・(数秒の間)ありがとうございます」になったりします。
吃音には「波」があるので、調子の良いときはどもりません。
普通の調子の時でも、盛大にどもることはありません。
吃音者と思われないことも多々あります。
私のどもりやすい言葉
どもりやすい言葉は、人によって異なります。
私の場合は「言えないと礼儀を疑われてしまう言葉」ほど、どもりやすい傾向にあります。
たとえば「ありがとうございます」や「よろしくお願いいたします」などです。
失礼がないように、お相手を尊重しようと思えば思うほど、吃音が出やすくなります。
特に目上の方と接するときに、どもってしまう傾向にあります。
みらい絵が20代~30代に限定する理由は、このためです。
どなたに対しても失礼はあってはいけませんが、特に目上の方だと尊重しようとするあまり、いつも以上にどもりやすくなってしまいます。
どもるのが嫌で言わずに無礼な人と思われるよりも、感謝の気持ちを伝えることを大切したいので、どもってでも言葉にします。
「話し方」よりも「心をみせる姿勢」が大切なことを、家族や友人、仕事中、そして妻から毎日教わっています。
ただどもっているときは呼吸ができないなど、心身の負担が大きくなりがちです。
真摯に向き合おうとするあまり、心労が重なっていく側面があります。
その心身の負担軽減・ケアのため、20代~30代の方に限定させていただいております。
個人的な事情により大変申し訳ございません。
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。